1日4時間ルールを導入したら調子が良い


以前、ピーター・ドラッカーの本に「数ヶ月に一度は、自分がどんな生活をしているか、時間単位で記録してみると良い」と書いてあった。

そこで、紙に24時間 × 5日分の表をぐぐっと描いて、「ここは睡眠」「ここは仕事」と記録していったのだが、確かにいろいろな発見があった。

  • 昼寝、長すぎだろ。
  • …なんか、あんまり仕事してなくない?
  • 集中して作業できたぞ!と思ったら…あら、30分?
  • 気がついたら1時間…SNS怖い…

また副次的に「何をしたかの記録を取ることで、いま何をしているかに集中できるので、結果的に生産性が高まる」という経験もした。レコーディングダイエットも同じ原理だろう。さすがドラッカー先生。素敵なアドバイスだなぁ、とひとりごちたものだ。

さて、そんなこんなで思いついたときにこうした記録を取っていたのだが、どの粒度で記録を取るかが問題である。「仕事」「睡眠」「休憩」「移動」だとおおざっぱすぎるし、「提案書書く」「Todo整理する」「コンビニまで移動」だと細かすぎて記録するのが面倒だ。

そこで数年の試行錯誤を経て、最近はざっくり「この時間は集中したぞ!」という時間のみ記録するようにした。そして、 それが1日4時間以上だったらいろいろOK! と割り切るようにしたのだが、これが実に調子が良い。

なにごとも目標がないと達成が測れない。「ジャンプ!」と言われて「How High?」と返せるようにならないとだめなのだ。

これまではこの1日4時間ルールがなかったため、「今日はなんだか仕事したような気もするけど…もっとやるべきかなぁ…」といった心持ちになることも多かった。

しかし「4時間!」と決めてしまうと、達成できていれば「今日は優勝!(ハイボール!)」となるし、まだ3時間だけだったら、あと1時間のブーストがかかるようになった。実に自分が誇らしい。

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↑ ある週の記録。

こうしたライフハック的な手法は使い続けると飽きてきたりもするので、そのときどきの生活にあわせてちょっとずつ工夫するのがおすすめだ。いまはこの方式で満足しつつ、ちょっとしたアイデアが浮かんだらまた積極的に盛り込んでいきたいところである。